「引き際が肝心」の意味と使い方
結論
「引き際が肝心」とは、退くときの時期と去り方が、その後の評価や結果を大きく左右するから大事だ、という言い方。
辞書では「引き際が肝心だ」を引き際の用例として挙げています。
意味を分けて読む
何より大切で、外せないこと。「肝心要」とも言う。
退く時期と、そのときの身の処し方。
二つを合わせると「退くときこそ、時期と去り方を大切にしよう」という意味になります。やめるな、という励ましではなく、やめるなら、やめ方で差がつくという見方です。
例文
「引き継ぎ資料を残して辞めるのも、引き際が肝心という考えからだ」
「撤退の条件を先に決めておくと、引き際が肝心な場面で迷いにくい」
「関係を終えるときこそ、引き際が肝心だと思う」
「勝っているうちに降りるのも引き際が肝心だ」
例文は意味を示すために編集部が作った文例で、実在の人物・出来事ではありません。
定型のことわざではない
「引き際が肝心」は、辞書の用例として載る言い回しです。決まった出典のあることわざとして確認できたわけではないので、このサイトでは「よく使われる言い回し」として扱います。近い意味では、「立つ鳥跡を濁さず」(去るときはきれいに後始末をする)がことわざとして知られます。老子の「功遂げ身退くは天の道なり」も、役目を果たしたら退くのが自然だ、という趣旨でよく引かれます。
使うときの注意
- 相手に向けて言うと「早く辞めろ」と受け取られることがある。第三者の話か、自分の話として使うのが無難
- 「肝心」は強い言葉。穏やかに言うなら「引き際も大事」
- 続けることを否定する言葉ではない。続ける価値がある間は続けてよい
「肝心」の書き方
「肝心」は、体の大事な部分の「肝」と「心」から来た言葉で、何より大切なことを言います。もとは「肝腎」と書く言い方もありますが、現在は「肝心」と書くのがふつうです。「肝心要(かなめ)」という強めた形もあります。
同じ型の言い回し
退くべきときを知っている。ほめる言い方。
分かれ目を判断する。これから決める話。
時期や去り方を間違える。結果の評価。
時期が遅い、去り方が荒い。批判の言い方。
このページのQ&A
「引き際が肝心」は、辞めることをすすめる言葉ですか。
励ますときに使えますか。
英語ではどう言いますか。
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出典と確認日
- デジタル大辞泉(Weblio 辞書の「引き際」)2026年10月31日確認
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編集・検証情報
編集責任はちんあなご編集部です。意味は辞書、数字は官公庁・調査機関の公表資料に当たり、公表日と確認日を各ページに書いています。体験談や架空の人物は載せていません。誤りに気づかれたときはお問い合わせへ。最終確認日:2026年10月31日。