引ひきぎわラボ引き際の意味と、見極め方

「引き際が肝心」の意味と使い方

編集責任:ちんあなご編集部|最終確認日 2026年10月31日

結論

「引き際が肝心」とは、退くときの時期と去り方が、その後の評価や結果を大きく左右するから大事だ、という言い方。

辞書では「引き際が肝心だ」を引き際の用例として挙げています。

意味を分けて読む

肝心(かんじん)

何より大切で、外せないこと。「肝心要」とも言う。

引き際

退く時期と、そのときの身の処し方。

二つを合わせると「退くときこそ、時期と去り方を大切にしよう」という意味になります。やめるな、という励ましではなく、やめるなら、やめ方で差がつくという見方です。

例文

仕事

「引き継ぎ資料を残して辞めるのも、引き際が肝心という考えからだ」

事業

「撤退の条件を先に決めておくと、引き際が肝心な場面で迷いにくい」

人間関係

「関係を終えるときこそ、引き際が肝心だと思う」

勝負事

「勝っているうちに降りるのも引き際が肝心だ」

例文は意味を示すために編集部が作った文例で、実在の人物・出来事ではありません。

定型のことわざではない

「引き際が肝心」は、辞書の用例として載る言い回しです。決まった出典のあることわざとして確認できたわけではないので、このサイトでは「よく使われる言い回し」として扱います。近い意味では、「立つ鳥跡を濁さず」(去るときはきれいに後始末をする)がことわざとして知られます。老子の「功遂げ身退くは天の道なり」も、役目を果たしたら退くのが自然だ、という趣旨でよく引かれます。

使うときの注意

  • 相手に向けて言うと「早く辞めろ」と受け取られることがある。第三者の話か、自分の話として使うのが無難
  • 「肝心」は強い言葉。穏やかに言うなら「引き際も大事」
  • 続けることを否定する言葉ではない。続ける価値がある間は続けてよい

「肝心」の書き方

「肝心」は、体の大事な部分の「肝」と「心」から来た言葉で、何より大切なことを言います。もとは「肝腎」と書く言い方もありますが、現在は「肝心」と書くのがふつうです。「肝心要(かなめ)」という強めた形もあります。

同じ型の言い回し

引き際をわきまえる

退くべきときを知っている。ほめる言い方。

引き際を見極める

分かれ目を判断する。これから決める話。

引き際を誤る

時期や去り方を間違える。結果の評価。

引き際が悪い

時期が遅い、去り方が荒い。批判の言い方。

このページのQ&A

「引き際が肝心」は、辞めることをすすめる言葉ですか。
すすめる言葉ではありません。続ける価値があるうちは続けて構わず、退くときに時期と去り方を大切にする、という意味です。
励ますときに使えますか。
相手が迷っているときに使うと、決断を迫る響きになることがあります。励ますなら「引き際も大事だけれど、まず相談しよう」のように柔らかくします。
英語ではどう言いますか。
「Knowing when to quit matters」のように言い換えるのが自然です。詳しくは英語表現の面にあります。

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出典と確認日

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