40代・50代の引き際を、年齢別の数字で考える
結論
40代・50代でも転職する人はいて、前職より賃金が増えた人の割合は、50代前半までは「減少」より多い。55〜59歳で逆転する。
令和6年(2024年)の厚生労働省の調査から。数字は辞める・続けるの答えではなく、判断の材料です。
数字で見る:40代から50代前半にかけて、転職する人の割合は下がる
6.8%→5.1%
男性の転職入職率。40〜44歳は6.8%、50〜54歳は5.1%。25〜29歳は15.1%。
出典:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」(令和6年(2024年)・転職入職率は転職して入職した人の、常用労働者に対する割合)
年齢別に並べて見る:転職後の賃金
賃金が「増加」45.9%、「減少」29.0%。1割以上減った人は21.2%。
「増加」46.4%、「減少」23.8%。1割以上増えた人は29.1%。
「増加」39.0%、「減少」28.2%。1割以上減った人は21.0%。
「増加」27.4%、「減少」36.6%。1割以上減った人は30.7%。
これは転職して入職できた人(前職の雇用者で、調査時に在籍している人)の結果です。転職を考えて決まらなかった人は含まれません。また、前年(令和5年)は50〜54歳で「増加」34.6%・「減少」34.0%とほぼ同じでした。年ごとに動くため、1年分の数字で言い切らないでください。
前職を辞めた理由:男性(令和6年)
- 40〜44歳:「職場の人間関係が好ましくなかった」16.0%が最も高い
- 45〜49歳:「給料等収入が少なかった」14.3%
- 50〜54歳:「給料等収入が少なかった」9.5%。「会社都合」は8.6%
- 55〜59歳:「会社都合」10.9%が最も高い
「その他の個人的理由」と「その他の理由(出向等を含む)」を除いて、名前のついた理由で最も高かったものを選んでいます。
前職を辞めた理由:女性(令和6年)
- 40〜44歳:「給料等収入が少なかった」15.1%が最も高い
- 45〜49歳:「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」15.3%
- 50〜54歳:「定年・契約期間の満了」13.2%。「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」は11.2%
- 55〜59歳:「職場の人間関係が好ましくなかった」13.0%
調査は標本調査で、年齢と性別で細かく分けるほど、割合は動きやすくなります。理由の順位は目安として読み、自分の理由を書き出す材料にしてください。
数字を使うときの3つの注意(編集部の整理)
- 平均の数字は、自分の話ではない転職入職率や賃金の増減は、全国の集計です。職種、地域、会社の規模で大きく違います。
- 辞めた理由と、次の条件を分けて考える収入が理由なら「いくらなら続けるか」、人間関係が理由なら「配置や担当を変えれば続けるか」。理由によって、次に確かめることが違う。
- 会社の制度を先に調べる役職定年や早期退職の制度があるかは、就業規則で確認する。制度の有無で、辞める時期の選び方が変わる。
辞める前に確かめる書類や手続きは仕事の引き際・辞め時の見極め方、定年や役職を退く形は定年・役職の引き際に書いています。
このページのQ&A
40代・50代で辞めるのは遅いですか。
転職すれば、賃金は上がりますか。
辞めるか迷うとき、先に誰に相談しますか。
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出典と確認日
- 厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」「3 転職入職者の状況」令和6年・2026年11月2日確認
- 厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」2026年11月2日確認
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編集・検証情報
編集責任はちんあなご編集部です。意味は辞書、数字は官公庁・調査機関の公表資料に当たり、公表日と確認日を各ページに書いています。体験談や架空の人物は載せていません。誤りに気づかれたときはお問い合わせへ。最終確認日:2026年11月2日。