スポーツ選手の引き際を、公式の調査から考える
結論
引退の時期は、本人の決断だけでなく契約でも決まる。プロ野球の公式調査では、戦力外・現役引退した選手の平均年齢は27.2歳。現役の若手の44.4%は、引退後の進路を「何を考えたらいいかわからない」と答えている。
数字はプロ野球のものです。ほかの競技にそのまま当てはまるとは限りません。
数字で見る:引き際は早くやってくる
27.2歳
2025年に戦力外・現役引退となった選手(169名)の平均年齢。2025年10月31日時点。
出典:日本野球機構(NPB)「2025年戦力外/現役引退選手の進路調査結果」(外国人選手と、同一球団で育成選手として再契約した選手を除く。2026年4月27日公表)
44.4%
現役の若手選手270人のうち、引退後の進路について「何を考えたらいいかわからない」と答えた割合。「考えている」は34.8%、「考えていない」は11.1%。
出典:日本野球機構(NPB)「2025年現役若手プロ野球選手への『セカンドキャリアに関するアンケート』結果」(2025年10月のフェニックス・リーグ参加選手が対象。2026年4月27日公表)
NPBは、アンケートがフェニックス・リーグに参加した選手のみを対象にしているため、限定的な位置づけだと断っています。平均年齢は、引退した選手全体の平均引退年齢ではなく、この169名の平均です。
戦力外・現役引退となった選手は、どこへ進んだか(2025年)
割合は小数第三位を四捨五入しているため、合計が合わない箇所があります。
現役のうちに聞かれていること
引退後の生活に不安がある116人のうち、「収入面(生活していけるか)」が75.9%、「進路(引退後、何をやっていけばいいか)」が70.7%。「野球を離れることによる『やりがい』喪失」は12.1%、「世間体」は3.4%。
会社経営者(独立・起業)19.6%、海外球団で現役続行17.8%、高校野球の指導者と社会人・クラブチームで現役続行が15.9%、12球団の監督・コーチ14.8%。
JOCが用意している支援
対象になる選手や申し込み方法は、出典に挙げたJOCの公式ページで確認してください。
どの競技でも使える見方(編集部の整理)
- 決められる部分と、決める部分を分ける契約や年齢で決まる部分と、自分で選べる部分を分けて書く。引き際を「自分の決断」だけで考えると、選べない部分で自分を責めやすい。
- 収入と進路を別々に考える不安の上位は「収入面」と「進路」だった。生活費の見通しと、次に何をするかは別の問いなので、別に書く。
- 窓口を現役のうちに知っておく支援は現役時代から用意されている。引退が決まってから探すより、先に場所と連絡先を知っておく。
「いつ決めるか」を先に書き出す方法は引き際が上手い人がしていること、辞める・続けるを4つの問いで整理する方法は引き際を見極める4つの問いにあります。
このページに書かなかったこと
特定の選手の名前、発言、出典の確かでない名言は載せていません。誰が「引き際が見事」だったかは評価が分かれ、本人の事情も外から分からないためです。方針は運営者情報と編集方針に書いています。
このページのQ&A
平均27.2歳は、スポーツ選手の平均引退年齢ですか。
戦力外と、自分で決める引退は、どう違いますか。
プロ以外の選手にも当てはまりますか。
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出典と確認日
- 日本野球機構(NPB)「2025年戦力外/現役引退選手の進路調査結果」2026年4月27日公表・2026年11月2日確認
- 日本野球機構(NPB)「2025年現役若手プロ野球選手への『セカンドキャリアに関するアンケート』結果」2026年4月27日公表・2026年11月2日確認
- 日本野球機構(NPB)「セカンドキャリア」2026年11月2日確認
- 日本オリンピック委員会(JOC)「アスリートのキャリア支援」2026年11月2日確認
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編集・検証情報
編集責任はちんあなご編集部です。意味は辞書、数字は官公庁・調査機関の公表資料に当たり、公表日と確認日を各ページに書いています。体験談や架空の人物は載せていません。誤りに気づかれたときはお問い合わせへ。最終確認日:2026年11月2日。